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GID Link
Gender Incongruence / Gender Dysphoria
多様な性 〜性別不合 ・ 性別違和 〜
GID Linkとは性別不合・性別違和を抱える当事者と家族、友人、学校、職場、社会、地域を「絆」で結ぶという想いのもと設立したサポート団体です。
GIDとはGender Identity Disorder (性同一性障害)の略語でしたが、ここでは
GI=Gender Incongruence 性別不合、GD=Gender Dysphoria 性別違和
を含ませてGIDという言葉を使っています。
私たちGID Linkでは、代表が性別不合の当事者である事から、特に性別不合の方や性別違和で悩む(手術を望むトランスジェンダー)当事者や家族、支援者の方々への相談支援や人権研修、人権学習、講演会、交流会などの啓発活動を中心に行っております。
パートナーシップ宣誓制度・SOGIハラスメント
ここ数年、メディアなどでLGBTという言葉が急速に拡がり始めました。
LGBT人口は少なく見積もっても、20人に1人と言われています。
20人以上の学校のクラスや20人以上の規模の企業の場合、1人位は当事者がいてもおかしくないという計算になります。
この数字は左利きやAB型の割合と同じくらいと言われています。
2020年ごろから、職場においてSOGIハラスメントを受け続けたことが原因で、うつ病などの精神障害を発症した事例が多数報告され、厚生労働省の企業への取組みとして労働施策総合推進法(パワハラ防止法)改正により、パワハラ対策が法制化され2022年4月から、事業主はSOGIハラ防止措置を講ずることが義務化されました。必要な対策や研修はできてますか?
2022年4月から福岡県ではパートナーシップ制度が導入されました。(2023年4月1日現在、全国278市町村が導入)
気付いていないだけであなたの周りにも必ずLGBTQの方は存在しています。
「今まで会ったことはない」と思っているだけで、実は既に出会っていて些細な言葉で傷つけているかもしれません。
TVで見るようなわかりやすい当事者より、わからないように暮らしている方がほとんどです。
自分には関係ないと思っていても、LGBTQの啓発が進み、マイノリティの方も少しづつではありますが暮らしやすい社会になっていっています。そのため、今後ご近所の方や友人の紹介などで当事者に出会う可能性はかなり高くなってきていると思います。
そういう時のためにも、まずは知ることから始めましょう!!
性別違和を自覚する時期
性別違和を抱える当事者の多くは、小学生の時期には自覚しています。
性別違和感は物心ついた頃から始まる場合が多く、約9割が中学生までに性別違和感を自覚しています。特にトランス男性当事者は小学校入学以前に7割が既に性別違和感を持っており「生まれたときから」と答える例も多く見られます。
「性別違和」で悩む子どもが、自分の思いを伝えやすい環境を作るために、特に幼児〜中学生、高校生〜大学生と関わる方々にも是非講演を聞きに来て頂きたいです。
LGBTQの当事者が暮らしやすい世の中にするためには「1人でも多くの方が、LGBTQに対する知識を持つこと」が大切だと思います。
知らないから誤解を招く。知識がないから、妄想が膨らむ。それが、偏見や差別、いじめに繋がるのではないか?
私たちは早い時期から伝える必要性を感じ、幼少期から社会人に至るまで、1人でも多くの方に知っていただくために講演活動を行っております。LGBTQについてきちんと伝え、当事者と社会を繋ぐお手伝いが出来れば嬉しいです。
同じ当事者でも、ひとりひとり悩んでいる事、感じている事、困っている事など違います。
また、立場が違えばもちろん悩みなども違ってきます。
ご参加いただきます当事者の方には、是非いろんな他団体の集まりにも参加していただき、ご自身がしっくりくる団体を見つける事も必要だと思っております。
GID Linkでは、性別違和以外のセクシャリティの方への貴方に合いそうな他団体へのご紹介も行っております。
最終的には、LGBTQの全ての人たちが周りの人達に気を使うことなく、また、周りの人達も私たちに気を使わない・・・。そして当事者が権利を主張することなく、自分らしく暮らし、お互いに違いを尊重しあえる世の中になればいいなぁと思います。
GID Link は性別違和を抱える方と
家族、友人、学校、職場、社会、地域を「絆」で結ぶサポート団体です
活 動 目 的
性別不合・性別違和を抱える当事者やLGBTQの方が、差別や偏見なく自分らしく暮らし、お互いに違いを尊重できる社会の実現を目指し、人権啓発、避難所運営に関する講演活動や、当事者・支援者のサポートを目的とする。
活 動 内 容
【GT(ゲストティーチャー)として授業】
・2012年から小学校、大学、医学部看護学科など
【講師派遣】
- 一般研修(県民講座・市民講座・PTA・議員など)
- 企業研修(会社役員・管理職・一般社員・産業カウンセラーなど)
- 職員研修(県庁や地方自治体、経済的困窮支援者、医療・福祉関係者、相談従事職員や民生委員、精神保健福祉士、社会福祉士、介護士、ケアマネージャー、ホームヘルパー、自治体や銀行などの身分照会をする必要がある窓口業務担当者など)
- 教職員研修(教育委員会、教育事務所、養護教諭、スクールカウンセラー、保育園、幼稚園、小学校~大学、専門学校の教員など)
- 生徒向け人権学習(小学校〜大学、専門学生など)
- キャリア支援担当者研修(ハローワーク、大学の学生課や就職支援窓口担当者、就労支援事業所、企業の総務人事担当者など)
- 避難所運営に関わる研修(防災に関わる自治体職員、医療福祉関係者、ボランティア団体、地域住民、防災士など)
- 有志における勉強会(教職員、高校や大学、企業のLGBTQのサークル、相談従事者、メンタル支援、キャリア支援に関わる方など)
など多岐に渡りご依頼頂いております。
【講演会・交流会・勉強会の開催】(大野城まどかぴあ・春日クローバープラザなど)
・セクシュアルマイノリティ当事者及びご家族、パートナー、友人、支援者などを対象に体験談を交えた講演会、交流会、勉強会の開催
【委託事業】
・福岡県レインボーホットライン電話相談業務など
【相談受付】マインドフルネスプロ認定講師、家族療法カウンセラー他
・心理カウンセラーとしてLGBTQの当事者及びご家族、友人、学校、職場などの支援者のサポートや相談業務
・ご希望に応じて代表、または心理カウンセラーなどの資格保持者がカウンセリングも致します(有料)
・必要に応じて、学校や職場へ同行し事情説明や研修なども致します。
【フォーラム・シンポジウムの開催】
・精神科・婦人科・形成外科の性別違和・性別不合に関する専門医をお呼びしての講演会やフォーラムの開催
・「多様な性の視点から考えるインクルーシブ防災」について、東北大学災害科学国際研究所、防災科学技術研究所、兵庫県立大学大学院減災復興研究科、ロンドン大学UCL IRDRジェンダーと災害研究センターなどの研究者とのコラボ講演会、フォーラム・シンポジウムの開催
【研究調査】
・大学や研究機関などの調査協力、アテンド業務など
・セクマイ当事者の防災リテラシー(災害時に適切な対応を取るための基礎的な能力)を向上させる取組み
・セクシュアルマイノリティの方の、現状把握と支援のニーズの解明、情報開示を必要としない配慮や支援のあり方の検討
・社会的脆弱性を軽減する方法の開発
・行政・自治体や、地域への災害と人権に関わる啓発に関する取り組み
【セクシュアルマイノリティに理解ある業者の紹介】
・保険会社
・不動産(賃貸契約)
・旅行会社など
※現在、他団体へご紹介という形で対応しております。
【当事者の就労支援】
※現在、他団体へご紹介という形で対応しております。
人権啓発ご担当者の方へ
学校の職員室前や保健室、役場の掲示板などにデータを印刷してご活用下さい