参加者の感想(講演会・研修・授業)

当事者

治療を積極的に勧めるのではなく、その人に合った生き方を尊重してくれるので、とても安心感が持てました。
また、椎太さんのご本人の実体験を交えた講演も、非常にわかりやすかったです。
ご自分の生い立ちの中で訪れる様々な出来事に苦悩された日々と、それを克服するまでのストーリーをわかりやすくお話してくれました。
当事者は勿論、LGBTQ+に知識がない方でも聞きやすい内容でした。
私はこれから職場へのカミングアウトを考えている為、どの様に進めていくかを悩んでいましたが、とても親身に相談に乗っていただきました。
性別違和で悩んでいる方には是非お勧めしたい内容でした。
(30代 K.K.)

友人

性同一性障害である事を友人(女性の体で生まれたが、心は男性)にカミングアウトされ、こちらの講演会に参加させてもらいました。
生まれた時から女性の心と体を持って生まれてきた私には、想像もしなかった世界だったので、正直驚きました。
また、健康体を傷つけて手術したいという事が心配で、治療に反対した事もありました。
しかし、椎太さんのお話を聞いて、心と体の性が一致しない事の苦しさが伝わり、友人を理解する事ができました。
今後も仲良くしていきたい友人なので、私が今後どの様に接していったら良いかがわかり、とても有意義な講演を聞かせてもらいました。ありがとうございました。
(20代 R.T.)

当事者の母

初めてカミングアウトされた時は、私がこの子をこんな風に産んでしまったという思いが強く、長い間自分自身を責め続けました。
テレビでは聞いていた話ですが、実際に自分の子どもが当事者であるいう事を聞くと、その事実を中々受け入れられず、一人で思い悩む日々が続きました。
それから暫くして、知人からの紹介でGIDLinkさんを知りました。
勇氣を出して参加してみると、当事者の方、当事者のご家族も参加されていて、同じ悩みを抱えている人達とお話しする事ができました。
心強かったです。一人で悩まずに、早く参加してたら良かったなと思いました。
また、私が子どもに聞けなかった疑問点を質問すると、椎太さんはとても優しく対応してくれ、とてもありがたかったです。
物腰が柔らかく、人間的にも信頼できる方だと思いました。
私の様に悩んでいるご家族の方にもぜひ参加していただいたいと思いました。
(50代 T.M.)

会社の人事

大手企業が積極的にLGBTQ+研修を受けている事を知り、人事部の代表として参加させていただきました。
一番驚いたのは、13人に1人がLGBTQ+の当事者であるという事でした。
当社は、従業員が2000人程いる比較的大きな会社です。
13人に1人が当事者である事を考えると、当社には153人の当事者がいるという事になります。

従業員を大切にしたい思いはあるものの、実際にカミングアウトされた時に、どの様に対処したら良いのかが正直わかりませんでした。
その様な事に備え、多くの企業がこの様な講演会に参加する必要性がある事を感じました。
交流会を通じて、当事者の方が抱えている悩みや、企業に求めている事を聞かせていただき、今後の対処方法を私なりに感じる事ができました。
LGBTQ+の方が働きやすい会社づくりの為に、前向きに対策を考えていきたいと思います。
今日は、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
(30代 R.O.)

会社の同僚

同じ部署で働く同僚に、性同一性障害である事をカミングアウトされました(男性の体で生まれたが、心は女性)。
私は、その同僚と同じプロジェクトを立ち上げるチームのメンバーの一人で、仕事の話を交えながら良く飲みに行く間柄でした。
男同士だと思っていた同僚に、ある日突然「私は女性だ」と言われ、どの様に接したら良いかわかりませんでした。
これまで築き上げてきた信頼関係は変わりませんが、なんとなくギクシャクしてしまい、お互いに居心地の悪さを感じていました。こ
のままではいけないと思っていた時に、同僚の紹介でこの講演会に参加させてもらいました。
講演を聞き、同僚が通常の女性と変わらないという事がわかり、今は違和感なく接する事ができています。
また、その後の私達の関係も更に絆が深まり、今は話してくれてありがとうという感謝の氣持が強いです。
椎太さんがおっしゃっていた「LGBTQ+の知識を知る事で変わる」という事を痛感致しました。
周囲にLGBTQ+の方がいらっしゃる方にはぜひ聞いて欲しい内容です。
(40代 S.I.)

教師

セーラー服の着用が嫌なので、ジャージ登校をしたいという女子生徒がいました。
当時はLGBTQ+の知識もなく、学校側の校則を考えると、許可する事ができませんでした。
その後、女子生徒は不登校になってしまい、今思うと申し訳なく思っています。
今回の講演で、13人に1人はLGBTQ+当事者がいる事を聞き、身近に当事者がいる事を知ったのと共に、私達教職員も積極的に研修に参加するべきだと感じました。
少しでも多くの教職員が、LGBTQ+のLGBTQ+の知識を得て、当事者の人権を守ってあげられる様になる事を願っています。
(40代 M.T.)

 

 

 

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