活動報告(2025年3月)
◆ 年度末に寄せて 〜 相談支援を通して見えたこと
3月は年度末ということもあり、研修活動は行いませんでしたが、新年度を目前に控えたこの時期、小学生から中学生へと進学する当事者のお子さんや、そのご家族からのご相談をいくつかお受けしました。
制服の選択制を導入している学校が増えてきている一方で、「家族の理解」というもう一つの壁に悩む声も多く聞かれます。
地方では、学校側はOKでも「ご近所の目が氣になる」「祖父母が納得しない」といった理由から、子どもが望む制服を着ることができず、不登校になってしまうケースも少なくありません。
GID Linkとしても、今後の課題は「当事者だけでなく、その周囲にいる大人たちや地域の方、企業の皆さんに広く知ってもらうこと」だと実感しています。そうした理解の輪が広がることで、子どもたちが自分らしく未来を描ける社会に近づいていくと、私たちは信じています。